2018年2月16日金曜日

歓声

不調だったので、婦人科へ行った。
こっちに戻ってきてから、婦人科へ行くのは初めて。
昔行った(と言っても、小児科にかかったんだけど)病院を調べたら、婦人科がなくなっていた。
だから、はじめてのところへ。

初診だと、問診票書くでしょ。
病院によって違うのか、それとも問診票に書く仕様に変わったのか、ワタシが久しぶりすぎて忘れているからか、病歴や服用中の薬などの問いの最後に、妊娠経験・出産経験・堕胎経験の回数を書く欄があったんだよ。

出産経験は、覚えがあるんだけど、妊娠と堕胎経験は覚えがなくて。

もちろん、ワタシはどれも0回なのだけれど、生涯付きまとうんだね。
お子さんが、流れてしまった悲しみ、おろさなきゃいけなかった悔しさ、または若気の至りなど大きな傷。

なんかやるせないね。
何度も傷つくんだろうな。
男の人は、忘れ果てても。

こんな風に生きてる限り傷つけられていくんだから、避妊はちゃんとした方がよいよね。

全然重病患者じゃないのに、気分がズドーーンと沈んでしまった。
自分ごとじゃないのにね。

診察を終えて、家に向かって歩いていたら、「わー!」という大きな歓声が聞こえた。
なにを言っているのかは、分からなかったけれど「こりゃ、羽生くん、金メダル決まったのかな?」と思って、辺りを見回すと、お弁当屋さんの店頭に古いテレビが設置されていた。

その中で、羽生くんが、大きく手を挙げて泣いていた。
最高の演技を終えた直後の大歓声だった。


アイスがおいしい。