今日は、遠足の日と決めました。
びゅんびゅんまわります。
ところで。
この靴下かわいくない?
まずは、京橋。
はい、年末恒例「Scope」展です。
今年も素敵過ぎて吐きそう。
なんてこったい。
◎ノエル
1.暖炉とツリー。
2.朝の光、窓から差し込む
3.隣の部屋からの明かり、クリスマスの夜
4.お昼の部屋
クリスマスの様々な表情を切り取っている。
テーブルと部屋の調度品が最高
あと、ろうそくの火と暖炉の火、映り込み。
どうかしている(褒めている)。
◎淋しい故に我存在する
1.荒廃した洋室
2.荒廃した部屋の夕方、赤くなる
3.シャンデリアにスポット
4.絵画が窓に?
絵画が飾られていた枠が窓に見える変化。
まどのつらら、空。
すべてが素晴らしい。
一番心が奪われた。
ドラマチック。
◎青い扉
1.空の扉たち
天球天井空天界の扉椅子鏡雲
2.ピンク奥行き窓になった、もみの木
◎ある美しい夜
1.卵望遠鏡窓から星空
2.黄色卵ライト
文鳥の卵、殻の破片も
◎終わりなき前に
1.水晶の森もみの木
2.水晶輝き電灯灯る
これはレンズなし。
珍しいタイプ。
いつまでも覗いていられる。
とはいえ、長時間いるとなんか不審者に思われそうで、カレンダーとポストカードを購入。
「サインしましょうか?」といわれたので、有難くいただくことにする。
ご利益がありそう。
ありがとうございます。
紙スコープが当たりますように、と応募して画廊を後に。
ここに来たらとなんとなくスパークリングを買いまして、次の町へ行きます。
お正月に飲みましょう。
お次は、弥生の美術館で「一条ゆかり展」。
途中で終わり際のもみじ。
青空に映えるね。
到着。
つい最近見た原画が、荒木先生ゆえに、死ぬほど原稿が美しく見える。
湧き上がる
「雑!」
「これ、下書きしてないよね?」
という、マンガ描きたちのささやきinジョジョ展
こうしてみると、ワタシでも分かるよ。
確かに雑だ。
しかし、向こうは週刊、こっちは月刊。
そういう違いはあれども、美しい。
一条ゆかりで一番好きなのは、もう当たり前のように有閑倶楽部なわけですが、推しはミロクです。
聞いてませんか?
そうですか。
やはり一条ホラーは素晴らしいし、女の情念もそうだけど、怨念すら感じる執念の網掛けは、生で見ると感情が溢れていてすごい。
怨念倍増であるよ。
例えば、ゴーリーの細かい闇の描き込みは、なんというか虚無すら感じるのに対し、雄弁且つ情緒に溢れている。
網掛けひとつ、黒塗りひとつで違いがあるのは。
まったくすごいとしか言いようがない。
ああ、楽しい。
とはいえ疲れたので、万作カプチーノで一服した。
狭いカフェは大賑わい。
メニュー。
カフェにあった剣菱。
ご馳走様でした。
よし、間に合いそうだからもう一件まわりましょうと来たのは、魔夜峰央展。
お姉さんのいる友だちの家で読んで出会う系だった。
スケバン刑事もそうだ。
そういえば、有閑倶楽部も単行本はその子の家で読んでいた気がする。
ワタシは、当時、雑誌で読んでいたのでね。
現在は、文庫で持っています。
マンガ買ってもらえない子どもだったから。
さて、話を戻して。
写真OKの太っ腹さ。
会場はこんな感じ。
こじんまりとした中に、たくさんの原画。
魔夜峰央、ちゃんと読み返したいと思っていた。
しかし、なかなかの巻数なので手をつけることに及び腰であった。
ツイッターのTLに時々流れてくる娘さんのつぶやきで、原稿に興味が湧いたということもある。
とにかく美しいから見てくれと。
その流れで、魔夜先生はホワイトを使わないという情報などが入ってきた。
もちろん、ここに来て原画を観るまですっかり忘れ果てていた情報なのだが、観た瞬間にさーーーっと脳内にその情報が駆け巡った。
では、ご覧ください。
ちょっと信じられないのが、バラを書くのが苦手だというコメントが書いてあった。
池田理代子先生のバラがお好きらしい。
なので、「バラ」と書くと、自動的にバラが描きあがってくるアシスタントシステムが便利だそう。
原稿なのか、印刷物なのか分からんほどなんだよ。
ベタがキレイすぎて、筆筋もよく分からないものまである。
(わかるものもある)
こんなきれいなベタは見たことない。
ホワイト使わないって、キラキラとか抜いてるってことでしょ?
どうかしてるぜッ!
ワタシが絵を描いている時期があれば、もっと詳しければ、もっとワケが分からなくなってたんじゃないかな?
って思う程度には、呆れました。(最上級に褒めている)
すごいな……。
ラフもあった。
すごいものを見た一日になりました。
お腹が空いたし、のど乾いたし、タバコ吸いたいと駅に戻ったら、スーツの忘年会組がわんさかいて、一気に面倒になって電車に乗って帰宅。
ふいー。
良い日でした。