ということは、桜もしわっとしてくるよね。
終わりの季節を感じると、やっぱり少しさみしい。
追い風に乗って、桜吹雪がワタシを追い越していく風景に、思わず立ち止まる。
なんて幻想的なんだろうね。
この散る美しさを思うと、桜の季節が終わるのも楽しいもので。
なんだか複雑ね。
いいお天気だわー。
そんなで新年度から3日経ちました。
「働き方改革」が急に推進されたんですよ、4月から。
でも、仕事のスケジュールは3月には切ってるわけでね。
20時までは残業できる計算でスケジュールを切っているのに、19時までしかダメって急に言われたらどうなるか。
そうです。
急にスケジュールがタイトになってしまうわけですよ。
3月中から「残業時間の制限が厳しくなるよ」とは言われていたけど、明確に伝えられてないからスケジュールを切る際に、さして参考にしないでしょ。
最初から言えばよくない?
なんで言わないんだろうな、ここは、昔っからだけど。
で、ものすっごい集中力を発揮して、ゴリゴリ作業を進めていたのですが、昼過ぎくらいにワタシにだけやさしいことでお馴染みの堕天使が光臨してしまったのです。
そう。
人間たるもの、いつだって天使と悪魔が「今日はもう寝てようぜ、眠いじゃん」「ダメよ! そんなことじゃ、お金が無くて来月遊べないわ!」とか争っているわけですよ。
勝敗は五分五分だったり、天使優勢、悪魔優勢の時期があったりもするわけで。
そうして生きているわけです。
しかし。
しかしですよ。
この堕天使が光臨したら、もう逆らえない。
絶対的な力を持ってるんですわ。
そして、他人に厳しく、ワタシにだけやさしい。
ふわふわで、ほかほかなお布団のように心地よいやさしさをスっと差し出してくれるんすわ。
「そんなに頑張って何になるの? 変更も伝えない会社の為に。〆切過ぎても死なないよ♪」
そう耳元で囁くんですわ。
こうなってしまうと、「そうだよね! 誰も死なないもんね! じゃあもう帰っちゃう? それはさすがに無理か。じゃ定時退社しよう!」
って、ワタシも天使も悪魔も一丸となって堕天使の提案に乗るわけです。
もちろん、強大な力を持っているので、この堕天使はそうそう光臨しない。
だからこそ、絶大な力を維持し続けるのだ。
ってなわけで。
定時退社して、映画松!
ダンボと迷ったんだけど、あれよ。
こんなやさぐれた気持ちで、あのつぶらなお目目のゾウさんを観るのは、ダメな気がしたのね。
だって、濁った目で観たら穢れるかもしれないでしょ?
その点、同じ目をした人間が主人公ならちょうど良いじゃない!
ってなワケで観に行ったけど、ニート村に泣かされるとは思わなかった!
映画にする必要ある?
と途中まで思ってたけど、うん、いい映画だと思いました。
急にスケールも映画っぽくなったし。
面白かった!
ふぃー。