前住んでいたところは、必ず松屋の前を通って帰っていたので、なんだか相当久しぶりな気がするぜ、松屋!
と思ってなにげにメニューを見たら、ワタシの大好物「うまトマハンバーグ」のポスターがドーーン! と掲げられていた。
うまトマの季節到来
そんな季節なのか!うまトマハンバーグ、食べたい! と思いながらじっと観ていると「トマトフォンデュソースのビーフハンバーグステーキ定食」って書いてある。
そして、お値段がアップしている。
え?
うまトマハンバーグじゃないか、お前!?
めっちゃそっくりなんだけど、トマトフォンデュソースとかいうワケの分からない名前にされてるだけなんじゃないのか?
それとも生まれ変わってしまったのか!?
ねえ、お前は誰なんだよ!!
という気持ちが爆発したので、松屋でご飯を食べて帰ることにした。
ワタシの愛しいうまトマであることを祈りながら自動ドアをあける。
やってきた定食は、香り、見た目、すべてが愛しいうまトマと同じである。
このニンニクの香りが好きなのだ。
ソースを食べる。
!!!!!!
うまトマじゃーーーーーーーーーーーん!!!!!!!!!!!
愛してるーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!
変な名前付けられちゃったね、らびゅ。
と思いながら食べ進めていくと、なんだか変な物体が出てきた。
白いもの。
マッシュポテト?
ポテトサラダ?
いや、おいしいんだけど。
トマトソースとも合うんだけど。
お前がいるなんて思わないから、ご飯とトマトソースの配分が狂った。
なんてこったい!
この配分が気分と満足度とおいしさを左右するというのに!
意外な伏兵のせいで、戦略が狂ったし、なおかつボリュームありすぎてBBAにはキツイし、かわいいうまトマの幻影を追いながら、満腹すぎて歩くのがだるくなりながら家路に着いた。
うまトマちゃん、うまトマちゃん、今は生まれ変わったうまトマちゃん。
人も時代も絶えず変化していくもの。
変わらないものなんて、ごくわずかなこの世の中で、それでも在りし日の君を思う。
うまトマちゃん、うまトマちゃん、大好きだったうまトマちゃん。
また、いつか君に会いたい。