2020年11月16日月曜日

かわいいは正義だし、尊いし、罪

駅の階段、あと一段のところでおばあさんが手すりにしがみついて止まっている。
休憩かな?
と思いながら、降りていく。

けれど、あと一段で、踊り場に着くんだから、休憩なら踊り場の方が良くないか?
トラブルか?
と思い、声をかけようとして、あれ? コロナ禍で知らん人に声かけられるの嫌かな?
と考える。

まったく嫌な世の中よー。
一旦通り過ぎたものの、嫌ならワタシが罵詈雑言浴びるだけだし、困っているばあさんを無視するのは気分が悪いと思い直し、声をかけると、「足が抜けて動けない」と言う。

ここだと落ちたらあぶないから、あと一段のぼりましょうか、ちょっと体支えますね。
と了承を得て、おばあさんの体をちょっと持ち上げるようにサポートする。

「痛い!」と叫ぶばあさん。
背も小さいし、細いし、階段一段分くらいなら持ち上げられそうだな、と思い、「ちょっと一段だけ持ち上げますね」と声をかけていると、通りすがりのご婦人が「駅員さん呼んできますね」と声をかけてくださった。

ありがとうございます、と返事をしつつ、おばあさんの腰を持つと「無理ー、動けないー」と叫ぶ。
駅員さん来るし、落ちないように支えておけばいいかなと思っていると、駅員さん登場。
おんぶして、駅員室に運ぶことに。
おんぶのサポートをしていると、さっきとは比べ物にならないくらいの大声で「痛い!」と叫ぶばあさん。

駅員さん、ちょっと強引におんぶしてた。
階段から転げ落ちたら大参事だから仕方ない。
とはいえ、容赦ないなーと思いつつ、これにてお役御免、電車に乗った次第。

人助けするにも、なんだかちょっと気が引けるなんて、ほんと、嫌だね、かなしいね。
って思った出来事だったわけですが、電車に乗って出かけた先は、


こちらです。
魔法のように、可愛らしさとちょっとの憂いがある個性あるぬいぐるみを作製する作家さんの個展。
コボリサヤさん、天才。

いつかはお迎えしたい!
憧れているのです。


カニと伊勢エビだったかな? 伊勢エビの子。
アイディアと手から生み出される、すごいよ、ほんと。
実物を間近で見られて感動。


展示の仕方も世界観が溢れている。
ご自宅のアトリエを再現されているそうです。



こんな小さなパーツを組み合わせるなんて気が遠くなるよ……。


お話しているみたいだよね。


不思議な生命力を感じるんだよ。
きっと作っているひとの気持ちが宿るんだろう。

芝居でも、セリフに気持ちが入っていると命が吹き込まれたように生きる。
生きてないセリフもあるし、お客様によって生きるセリフもある。


だからきっと、こういう子たちも、引き取られる先は選ばれた方がいいんじゃないかって、そう思うんだよな、思わせられるって言うか。
あ、もしかして、気持ち悪いこと言ってる?w


手間が死ぬほどかかっているから、それなりのお値段で、なかなか手が出せないのもあるけど、大切にできない人はダメだって思わせられるから、そういう意味でもおいそれと手を出せない気がする。

また気持ち悪いこと言ってるかもしれないけどw



それはそれはじっくりと見てまいりましたよ、ええ。
舐めまわすように。


この子、ほんとかわいい。
ウチにいたら嬉しいよね。

欲しいな、と思っていたトートバッグは、タッチの差で品切れになってしまいました。
残念!
ノートだけ買って帰ろうとしたら、作家さんが声をかけてくださった。

さすが、この子達を生み出すだけあってかわいらしい方。
納得&納得。
緊張して、気の利いたことは言えなかったけどw
こういう時、気の利いたこと言える人って尊敬する、マジで。



帰り道でうっかり、買っちゃった♪
チーズ&キャラメル、ピスタチオホワイトチョコ。
ちょこっとずつ食べたけど、おいしーーーー。
お値段相当おいしい。


新しくなった原宿駅に初めてきてわけですが。
ツマランねー。
奥のに緑のネットで囲われているのが旧駅舎。

裏が明治神宮だから、旧駅舎の方が雰囲気もなにもかもステキなのにねー。
しかたがないねー。


というわけで、最近食べておいしかったアイス。


このタイプのダッツぱいせんは、甘すぎることが多いのですが、これはすてきでした。
ありがとう、ダッツさん。

そして、あや大先生からお誕生日プレゼントを頂きましたー!
わざわざ郵送していただきありがとうございます!


ふたつも!?


ワタシの愉快な部屋にはシャレオツすぎるライトー!
かわいい。
これからのシーズンにピッタリじゃねーですか!


おー!
マカロンエショコラのマカロンボーロ!!
あやさん、なんでワタシがこれ好きなの知ってるんだろう?
話したことないよね?
おいしくて、かわいいし、おいしいし、かわいい(重複)。

というようなことをひっそり忍ばせたお礼メールを出したら、このお菓子自体のことも知らなかったし、ただの偶然、とのことでした。

ステキな偶然と、あやさんのお気遣いに感謝でございます!
ありがとうございました!!