2017年5月26日金曜日

下駄の鼻緒が切れました

バイト先での室内履き(外出もするけど)に下駄を履いています。
そもそも下駄が好きなこともありますが、下駄は快適であり、最適です。

先日、右足の鼻緒が切れました。


「ふ、不吉な!」
とは思いませんでした。
なぜなら、いつ切れてもおかしくな状態であることを感じていたからです。

BI・N・KA・N! アサクラです。

そもそも、なぜ鼻緒が切れると縁起が悪いんだろう?
履物が壊れると完全に困ることから由来しているのだろうか?
なんか、侍が存分に剣を振るえずに負けてしまうことから、鼻緒が切れる、すなわち死! とか……?

と思い調べてみたら、めっちゃ面白かったのでご紹介しときます。

鼻緒が切れる⇒不吉の法則

昔って、土葬でしょ。
その埋葬をした土、墓地の土を踏んだ草履には死霊が憑くぞーー!
って信じられていて、その場で草履を捨てて帰るのが習わしだったんだって。
で、その場に草履置いておくと、おばけが履いて追いかけてきちゃうから、鼻緒を切ったんだって。

本当に昔の人って最高にクールだよね、発想が。
そりゃ妖怪いっぱい生み出すはずだよ。

だってさ、江戸時代の幽霊画って足ないの多いよね。
だから、少なくとも江戸時代のいつ頃からかは「幽霊は履物が履けない」という認識を持っていたはずなんだよ。
足、ないんだから。

いつの時代に「幽霊が追いかけてきちゃうから鼻緒を切った」のが生まれたのかは分からないけど、魑魅魍魎が社会生活を脅かしていた平安時代にはあっただろうと思うので、そう仮定してみよう。

なら、江戸時代に廃れても良かったよね。
「足ない説」が主流だったはずだから。
でも、現代まで言い伝えられている、迷信として。
おもしろいよねー。


最愛の人、パートナーや子供を失くした人は、一緒に来てほしい、霊であっても一緒にいたいという気持ちで鼻緒を切らないで置いていく人もいたんだろうね。
それを見た家族が、泣く泣く
「切らなきゃいけないよ、おたえ。
それじゃ、はっつぁんも浮かばれやしない。
切るんだよ!」

というシーンやらなにやらが、ぶわっと想像できるよね。
貧乏な人たちは、墓地の手前で草履を脱いだりするんだろうね、もったいないから。
ワタシだっておいそれとスニーカー捨てられないもん。
贅沢な話だよ。


こうなってくると、後世に残る迷信、生み出したくなるよねー。
科学の現代にはなかなか難しいけど。
個人的なジンクスで終わるだろうしね。
生み出したかったなー。

っていうかさ、なんで幽霊には足がないって言われるようになったんだろう?
と思ったから調べてみたんだけど、諸説あって、一番有力そうなのが意外なことに……(以下エンドレス)


ところで、部屋のシャクナゲが咲きました。