2019年12月8日日曜日

若手、登場

今日はゴゴアメの抜き稽古。
日曜日だけどキャスト全員集まれず。
あすかたん、村井さん、ワタシの三人。

稽古場に入ると、村井さんがピカピカしている。
誤解を恐れずに申し上げると、10歳以上若返っていると言っても過言ではないくらい、ピッカピカ。

え? なんで? 稽古終わった後になにか良いことがあったんだろうか?
と聞いてみると、

「あなたたちの所為ですよ!!」
と興奮した口調で叫ばれた。

あなた「たち」とは、誰だろう?
それが分からないと、自分が何をしでかしたのか、皆目見当がつかない。
しかし、村井さんは興奮している。

なにここ?
この現場どうしちゃったの?
と戸惑いを隠さずにいると吉永の親分が説明してくれた。
楽しそうではあるが、ほのかに鬱陶しいものを処理する顔で。

つまるところ。
村井さんは、昨日の通し稽古で、心から感動し、涙を流したのだそうです。
「こんな素晴らしい公演を観ない人がいるなんて許せない! 観るべきだ!
こんなに素晴らしいのだから!!!!!!」(意訳)
と捲くし立て、気持ちも新たにやる気をむき出しにした結果が、「これ」だと。

「あなたが素晴らしすぎるから!」と興奮気味に怒られました。
怒ってないんだけど、怒られた感覚になるほど、興奮して、更にピカピカしている。
肌もつるつるしているし、ワントーン明るくなってるんだから、驚きを隠せない。

人間って、やる気ひとつでここまで若返るのか。
否。
村井さんって、やる気ひとつでここまで若返るんだな。

これ、誰か頭のいい人は研究してみるといいんじゃないでしょうか。
アンチエイジングですよ、マジで。
それくらい昨日と別人。
恐怖を覚えるほどに。
(事実、ワタシのテンションは少し下がった)

この人、本当に変態だな。
最高に変態だな、と思いました。
(誉め言葉)

テンション上がりすぎて、ピッカピカしているので、今日から村井さんを「若手」と呼ぶことに。

「おい、若手ぇ~!」と呼ぶと、小気味良い返事が返ってきます。
もちろん、ピッカピカの笑顔で。

「明日になったら若手がいなくなって、ニカ(村井さん)が来るんじゃない?(にやり)」
とあやさんが言っていましたが、いや、このテンションもたないでしょw
疲れるでしょw
ということで、若手がいつまで村井さんの代わりに稽古に来るか楽しみです。

さて、もう一方の変態、あすかたんも、やっと焦りがなくなり、落ち着いてきました。

この二人の変態は、ワタシから見ると、いっつも遠回りをしているように思えます。
ドMなのかな?
と思うほど、遠回りをして完成させるイメージがある。

きっと必要な手順なんだろうし、目線が変われば、それはまっすぐな道なんだろうとも思う。
非常に面白いです。
そして、とてもステキな表現者です。

そんな中でワタシは、とても普通に稽古をしています。
普通の人間とは、つまらんものだな、と思いながら、稽古をしています。
普通の人間は、波風を立てないゆえに、凪いでいます。
だから、つまらないのです。

しかし、一番社会で使い易いので仕事は優先的にください、おねがいします。
あと観に来てください。
村井さんが若返るほど良い作品であることは、事実です。



稽古場に、タキさんが見学に来てくれたので、少しだけ呑みに行ったー!
いつものお店に。


冬はにごりが呑みたくなる。
というわけで、じこんのにごり、おいしすぎて困った。
困ったなー!


よく来るお店なので、お店の人の気まぐれで、突然お酒の味見をさせてくれる。
今回のこれ、呑みやすすぎてアホになる。
ワインのような日本酒。
酒瓶までシャレオツ。
しかも、白鶴という大ブランドがこういう勝負に出てるのすごい。

日本酒苦手な人に飲んでもらいたい。
つか、家で気軽に飲みたいわーと思って調べたら……飲食店に試飲販売中のやーつだったみたい。
一般発売してないなんて。
すればいいのに。




「午後から雨になるでしょう」プロデュースその9

朗読公演『クライマガコ、宵をゆけば』


ゴゴアメ好評企画、朗読による短編集。
今回は各短編が繋がるひとつの物語。
切り絵の展示と共にお届けします。
光と影のあやなす、真冬の宵の夢――

日程:2019年12月13日(金)~15日(日)
12月13日(金)     20時
12月14日(土) 14時/18時
12月15日(日) 13時/16時

※1階カフェにて切り絵展開催!
カフェ開場と受付は開演時間の1時間前、2階劇場の開場は30分前です
お早めにお越し頂き、ぜひ切り絵展をおたのしみくださいませ

会場:APOCシアター

作・演出:吉永亜矢
出演
大政明日香
浅倉万莉藻
真美子
村井美波子
木村淳(演劇レーベルBo-tanz)

切り絵:松隈量
音楽:齋藤丈二 
音響:川上清美
照明:志村雅幸
舞台美術:摂津工房
フライヤーデザイン:林拓郎
舞台写真:本田光
制作:J-Stage Navi
協力:川原宏幸

前売り2,800円 当日3,000円
日時指定・全席自由
*客席数の少ない公演のため、ぜひご予約をおすすめいたします。

◯ チケット取扱い
J-Stage Navi:Tel.03-5912-0840(平日11:00~18:00)
ローソンチケット:Tel:0570-084-003【Lコード:33810】
Tel:0570-000-407(10:00~20:00)

◯ お問い合わせ J-Stage Navi 03-5912-0840(平日11:00~18:00)