2020年2月8日土曜日

連鎖する思考のたどりつく先はどっちだ

世界一乗降客数の多い駅、新宿。
特に、朝は降りる人と乗る人が津波になっている。
小田急線、京王線は、始発&終点なので、その「ドッ」と感は増すし、JR各線は始発でもないのにごった返すし、地下鉄たちもあるので駅構内の人の流れも逆らうとやばめ。
なのだが、昨日見たおじいさんがすごかった。

絶対俺の進路変えないマンであった。

進行方向に逆らい、新たなる道を切り開くと、大河の流れには勝てないわけですよ。
自分が避けた方が早い。
支流を造るのではなく、逆流に逆らわず細かく慎重に遡っていくが吉なんすわね。

なぜなら、電車の扉から出てくる人たちは、基本列を成しており、おじいさんとバッティングしたAさんが避けたとしても、その後ろにBさん、Cさんと延々控え選手がいるわけです。
ずっと前に進めないなら、進路を変えたほうが早い。

でも、絶対進路変えないマンだから、絶対に動かない。
お陰で中州みたいな感じになって、しばらく脱出も出来なくなってたもんね。
最初のお兄さんのときに進路変えてれば、そんなことにならなかったのにな。

しかめっ面で仁王立ちしてた進路変えないマン。
とはいえ、彼にとって、それは通常フェイスかもしれない。
個人の感想にてご免。
じっと動かないので、わざとぶつかってきて跳ね飛ばす進路変えないマンよりはずっと紳士。

世の中には、女性にだけわざとタックルしてくるおじさんが存在するけれど、同様に「急いでるんで! 邪魔なんで!」って平気でぶつかってくる女性の数はもっと多いと思う。

ワタシにわざとぶつかってくるのは、ほとんどが30代くらいの女性。
まれに高齢まで行かないけど高齢女性。
すっごい勢いでぶつかってくる。
ワタシの気分も最高潮に悪いけど、たぶん、ご本人のご機嫌だって相当悪くなると思うんだよね。

ご機嫌でいたいじゃん。
大抵朝は、ご機嫌じゃない場所(仕事)に行くわけだからさ。

ま、こういう失礼な人には必ず呪いを唱える程度には心が狭いので、ズバッと呪いを唱えます。
ねっちゃりしたガムを踏んで、左足だけずっとねっちゃりして過ごしますように。
あ、でも、ガム吐いて捨てた人にも呪いを唱えなきゃな。
自分が捨てたガムが奇跡的に跳ね返って、髪の毛にへばりつきますように。
あ、でも、これ大きな不幸かな?
とか思っているうちに、大抵、呪いをかける相手の背中は遠くにあるんだけどね。

という昨日のお話でしたが、ひさーしぶりの品川WSの準備をしていただけの本日です。

短い時間で効率よく面談するためのメモをね、確認しとりました。
やりたいからやることも、目的がハッキリしていなければ、ただの興味本位と変わらないからね。

手順や、進行とか、芝居の色々なことを連鎖的に考えていたときに、去年あやさんがあすかたんに言っていた言葉が、パッと浮かんできた。

「あすかは、もっと上手に演出家の時間を奪わなきゃ。
ちゃんと話をしなきゃダメだよ。
そういうことも考えて。
まりはね、演出家の時間を奪うのが上手い。
真似するといいよ」

みたいなことを言われていて、「え? そうなの? ワタシ、上手いの?」とその小さな流れ弾に驚いたことがあった。

その時は、本人に自覚がないことを真似ろと言われる難しさ。
つか、質問されても答えられんよ!
と思っていたけど杞憂だったわけです。

改めて、どういうことなんだろうと。
考えてみたら、答えが見えてきた。

多分、それ真似られない可能性が高い気がします。
ワタシは必要に迫られて、切羽詰っていたから上手になったんですよ、きっと。

あやさんはよく「朗読の稽古は孤独だ。ずっと家で積み上げてきたものを稽古場で出す。それぞれ孤独に戦っている」っていうことをおっしゃるんだけど、この言葉にピンときてないのと共通するのかもしれない。

端的に言うと、ワタシ、演出家から注目されない役者なんす。
放って置かれるんすよ、ずっと。
なんなら、見てもくれない。
朗読でなら、耳には入ってきていても、聞いてない。
ワタシと一緒に読んでいる人の方に集中していると、そうなるんすね。

マ「えっとここなんですけど、今日こうやってみたんですけど……」
演「え? ごめん、観てない(聞いてない)」

っていうのが100万回くらい起こるんです。

「お前、自分は上手くてダメ出しが少ないって自慢してんのか?」という感想を持った方。
そりゃー違うよ。
たまたまその相手(共演者)よりも欠点が少ない上に、台本の解釈があっていただけで、保留案件なだけなんだよ。
もちろん、信頼度は高いんだとは思っているけどね。
それとこれとは、話が違う。

そうこうしているうちに本番は来る。
保留のまま生きているわけには行かない。
つか、稽古時間を自分で有意義にしていかないと、お客さんの前になんて立つ勇気ない。
しかも、時間もないわけです。

そうなるとどうします?
なりふり構わず、演出家に特攻かけるしかないですよね。
いかに要領よく自分の疑問点を伝え、答えを得、それを昇華するか。

より良くするため、舞台上で生きて行くための工夫がそれだっただけなので、演出家に手厚くしてもらえる役者さんには無理な話だと思いますのです。

それだけ時間をとってもらえてると言うことは、すなわち、宿題が多い。
宿題が多いとどうなるか。
稽古時間以外は、それを考える時間に費やすからね、演出家に特攻かけてるヒマない。
ありがたく、幸せで、愛されてる役者さんなのですよ。

別にワタシが愛されていないとは言わないけどね。
要領がいいか、悪いかでまず稽古場の時間のかけられ方が変わるし。

そんなわけで、稽古場にいる唯一の客観性、お客様は演出家なんでね。
その演出家にまるで見てもらえない時期を長く過ごすと、孤独感にも慣れて、朗読の稽古のどこが孤独なのかさっぱり理解できなくなるわけですw

特にあやさんは、要領の悪い役者さんが好きな傾向が強いので、ほとんど稽古してもらえないまま本番を迎えている気分でしたw
前回の一人読みなんて、ゲストとの二人読みのゲストの稽古数と同じか、下回っていたからね。

今回は、稽古してもらったなー当社比で。
と思ってました。
なんだかんだ全体の流れとか舞台配置の相談とかの時間にも消えていたけどw

ということを思い出したので、「なんでワタシは、なるべく平等に品川の参加者さんに声をかけよう、みんなの顔と名前を早く覚えて名前で呼ぼう」と思っていたんだろうな?
っていう疑問も解けました。

ワタシのような気持ちの人は、つくっちゃダメだって気持ちだったんだな。
ほぼほぼ無意識に思っていたから気付かなかった。

とはいえ、そこまで平等にやれているとも思えない。
大勢いれば、目立つ人、目立たない人、前に出てくる人、隠れてしまう人がいるから。
完全には無理でも、やっぱり平等にちゃんと同じように接したいと言う気持ちだけは持っていようと、改めて。

真面目なこと書いてるけど、スライム食べながら書いてるんだけどね。


まさかの缶の中身までかわいかったーーーーーーー!!!!!!
おいしかったです。
改めまして、お気遣いありがとう、ナオミちゃん!



◎さいきんおいしかったもの


アポロがヨーグルト!?
と思ったら買っていた。

確かにいちごのヨーグルトであった。
下にあるチョコレートソースと食べると、アポロみ出る。
しかし、好みは分かれるかもねー。



◎さいきんのチョコミント


ルビーは色だけなんだろうか?
おいしいけど、ルビー感がわからんかった。